Networkに関するレジストリの記述が、サウンドを機能させるために必要です。
そこでネットワークに関するプラグインを組み込むわけです。
ネットワークに関するプラグインはBartPEの配布に同梱されているので、ダウンロードの必要はありません。
PE Builder ver3.0.30以降で、標準的なNetworkプラグインが変わりました。
Pluginフォルダにbartpeというサブフォルダがありますが、それが新しいNetwork用のプラグインです。これまでのものと異なり、factory.exeとnetcfg.exeがあらかじめ組み込まれているので、それらのファイルを集める必要がなくなりました。
また、多くの環境では、ネットワークドライバ類を集める必要もなくなったようです。
そして、デフォルトでAuto-Startプラグインが組み込まれ、Networkの設定処理がPE起動時に走ります。
つまり、ver3.0.30以降では基本的になにもする必要はありません。
ただ、オートスタートを組み込むと、PE起動時にダイアログボックスが出て、入力を求められます。音声エンジンやスクリーンリーダーがちゃんと働くようになってから、ネットワークのオートスタートを組み込んだほうが間違いが少ないように思います。
そこで、このオートスタートをオフにする方法を書いておきます。(必須ではありません。)
オートスタートをオフにしても、PE起動後、「スタートメニュー」→「プログラム」→「PE NETWORK CONFIGURATOR」を実行すれば、ネットーワークが機能するようになります。
オフにする方法は2つあります。
PE BuilderでISOイメージを作成するとき、Plugin一覧で、
Network Support[bartpe/penetcfg]
Network Support[bartpe/penetcfg][Auto-start]
と2つの項目が表示されます。(他にもNetwork Supportという語句がつくプラグインが表示されますが、それらはここでは無視してもいいです。)
INFファイルで言えば前者が、bartpeフォルダにあるbartpe.inf, 後者がbartpeautorun.infに相当します。
Plugin一覧上でEnabel/Disebleボタンを実行して、組み込む/組み込まないを変更できます。これが普通のやり方です。PE Builderを実行したとき、後者のNetwork Support[bartpe/penetcfg][Auto-start]を組み込まないようにすればいいわけです。
しかし、一覧でプラグインを選択するのは面倒かもしれません。
そこで、もうひとつの方法はinfファイルを編集することです。後者のbartpeautorun.infをエディッタで開き、上から10行目前後にある、
[PEBuilder]
Name="Network Support [bartpe/penetcfg] [Auto-start]"
Enable=1
Help="bartpe.htm"
のEnable=1を、Enable=0に変えるだけです。これで組み込まない設定になります。
これはどのプラグインでも同じです。
以上です。
<PE Builder ver3.0.30以前で、CDを作成されていた方へ>
これまで組み込んでいた古いNetworkプラグインを組み込む必要はありません。これまでのBartPEのディレクトリへ、新バージョンのBartPEを上書き解凍すれば、デフォルトの組み込まない設定に戻ります。
プラグイン一覧で、
Network Support[factory/netcfg/penetcfg]
と表示されるのが、これまでのNetworkプラグインです。EnabledがNOになっていることを確認してください。