メーラー(nPOP)を組み込む
---BartPE実用編---

PE起動後、既存環境(メインシステム)が使えるなら、多くの場合、HDD上のメーラーが利用できるでしょう。
しかしBartPEで起動用CDを作成する目的のひとつは、メインシステムが壊れた場合の「保険」です。HDD上のメーラーが利用できない場合にそなえて、メーラーをひとつは搭載しておくのがいいと思います。
今後、さまざまなメーラーのプラグインが出てくると思いますが、この項を執筆している時点では、nPOPが有用のように思います。
作りが簡単であり、デスクトップリーダーがすべて読み上げてくれます。


■nPOPの入手と設定
Nakashima Tomoaki氏制作のフリーウェアで、下記から入手できます。

http://www.nakka.com/soft/npop/

PocketPCやCE用のバージョンもありますが、Win32用のバージョンをダウンロードしてください。
この項を執筆している時点ではver1.0.1で、配布はnpop101win32.lzh(またはnpop101win32.exe)です。
ダウンロードしたら、任意のディレクトリに解凍してください。インストーラはありません。nPOP.EXEを直接実行すれば、起動します。
一度は起動しておかなければなりません。 nPOPが起動したらアカウントを設定し、テストをしておいてください。
よく使うアドレスをアドレス帳に入力しておいてもいいでしょう。
キー操作だけで容易に使えると思います。また「開く」コマンドを使えば、サーバー上にメールを置いたまま内容を読めます。PE用のメーラーとして適しているように思います。


■nPOPプラグインの入手と準備
332氏作成のプラグインです。
230氏がmailtoに対応するよう改良したバージョンもありますが、ここでは元のプラグインで説明します。(mailto対応バージョンでもほとんど同じですが、RegistryExpanderが必要です。)
プラグインは、

http://popup3.tok2.com/home2/waaaamc/plug.html

の、上から3分の2ぐらいのところにあります。
ダウンロード後、BartPEのプラグインフォルダにディレクトリ付きで解凍すると、nPOPというサブフォルダに展開されます。
ここで少し作業が必要です。

(1)nPOPのファイルをコピーする。
nPOPをインストールしているディレクトリから、下記ファイル(存在しているものだけ)を、nPOPプラグインのフォルダにコピーしてください。

NPOP.EXE
NPOP.INI
SAVEBOX.DAT
SENDBOX.DAT
ADDRESS.DAT
ADDRESS.LST


(2)コピーしたNPOP.INIファイルを編集する。

[GENERAL]
DataFileDir=

となっているのを、

[GENERAL]
DataFileDir="B:\nPOP"

とします。

つまりラムディスクをデータファイルディレクトリとして使うように指定するわけです。(CDには書き込めませんから)。


(3)autorun_npop.cmdというファイルを作成する。
PE上でアドレス帳を利用するためには、データファイルディレクトリの変更にあわして、関連ファイルをB:\nPOPディレクトリにコピーしておかなければなりません。
notepadなどのエディッタで次の5行を書き、それをautorun_npop.cmdという名前をつけて、nPOPプラグインのフォルダに保存してください。

MD B:\nPOP
copy %SystemDrive%\Programs\nPOP\address.lst B:\nPOP
copy %SystemDrive%\Programs\nPOP\savebox.dat B:\nPOP
copy %SystemDrive%\Programs\nPOP\sendbox.dat B:\nPOP
Exit



(4)nPOP.infファイルを編集する。
PE起動時に、(3)で作成したautorunを働かすため、[SourceDisksFiles]セクションに次の1行を加えます。

autorun_npop.cmd=2

またnPOPの状態によっては、存在しないファイルをコピーしようとして、ISOイメージ作成が失敗します。
そこで、[SourceDisksFiles]セクションの記述を少し変えます。
デフォルトでは、

[SourceDisksFiles]
nPOP.lnk=b,,1
address.dat=a,,1
address.lst=a,,1
npop.exe=a,,1
npop.ini=a,,1
savebox.dat=a,,1
sendbox.dat=a,,1

となっていますが、それを、

[SourceDisksFiles]
nPOP.lnk=b,,1
address.dat=a,,4
address.lst=a,,4
npop.exe=a,,1
npop.ini=a,,1
savebox.dat=a,,4
sendbox.dat=a,,4
autorun_npop.cmd=2

とします。
4は存在しなければコピーしなくてもよいという属性です。
そして末尾にautorun_npop.cmd=2を加えています。


以上です。
これでISOイメージを作成すれば、nPOPが組み込まれます。